サイトでの彼女27

前回の彼女とのデートと違ったのは、ステディにほとんどメールを入れなかったことでした。
付き合い始めてからこんなにメールを入れなかったのは初めてでした。

彼女に慈しみさえ覚えて、携帯のメールを見るとステディからたくさんのメールが入っていました。
いろいろと書いてありましたが「なんでメールしてくれないの?」「私のこと嫌いになった?」
如何に惚れていても、たまには放置することも必要なのかな?と思ったのでした。

ステディには「ごめん。仕事があまりに忙しくて。」と入れると、再び私を詰るメールが入り始めましたが、それは少し安心したからなのかな?と勝手に思いました。

その直後はお盆の季節。
ステディは仲良くなった頃から正月とお盆は会えない期間が長いかも…とは言っていました。それは私の若き頃の経験から十分に理解できました。
一番時間のある時に会えないのは家庭を持っている人と交際する以上、致し方ないことです。

一方で彼女からは「お泊り」のオファーがきました。私はすぐにそれに乗りました。ステディが家族旅行に行く…と言っていた日に照準?を絞りました。彼女はバイトで行っているスナックがお盆休みとのことでした。
「以前から麻雀に誘われていて…」などとメールし、徹マンを想起させるようにいたしました、

彼女とは、とある駅で19:00に待ち合わせをし、またスーパーで食べものを買いました。この日は私も飲める環境にあったので、酒類を多めに仕込みました。

そのままホテルに行くのかと思いきや、夜の海が見たいと言うので車を走らせると彼女は「ごめんね、一足お先に」と言ってビールを飲み始めました。

道内でも大きな商業港であるこの地は夜景もきれいでした。思えばこの女性とはホテル以外でデートをしたことがなかったのです。

つづく