サイトでの彼女48
当惑するのも当たり前でしょう。
おそらくはこれまでそんなことは言われたことはないでしょうから。
私はだらしなく湯船の中で全身を開きましたが、彼女はどうしていいか、わからずにいました。
このままでいると彼女が自己嫌悪に陥る可能性がありましたのでこう言いました。
「ヒントを言うと俺が○○(彼女の名前)にやったようにすればいいのさ。人間は他人にして欲しいことをするし、して欲しくないことはしないというのが普通でしょう?」
彼女は頷くと私が彼女にしていたようにキスをして耳からうなじに舌を這わせ、鎖骨のあたりをリップし…背中にもリップや舌を這わせた後、乳首に口を当てました。そして、そうしながら手で私のペニスをしごき始めたのでした。
もちろん、それは決して上手ではありませんでした。全てに於いてぎごちないものでした。しかし、私は「気持ちいいよ」「上手だよ」と言いました。
男性諸氏ならばわかってもらえると思うのですが、お相手の女性が一生懸命自分を愛撫してくれる姿に感激するものなのです。
もちろん、それが上手であることに越したことはないのですが、寧ろそんなテクニックよりも一生懸命さに興奮するのです。
「ありがとう。もう挿れたくなっちゃった。ベッドに行かないか?」
あまり長い時間ではありませんでしたが、彼女の一生懸命な施しを受けた私はそう言いました。
その日もいつもの通り、3回か4回の情を交わしましたが、その都度彼女は私に施してくれました。
久しぶりに前進を感じた情交でした。
ただ、その一方で彼女との別れを感じたベッドであったのも事実でした。
つづく