サイトでの彼女25

「今はどうしてるの?」

私は聞きました。

 

「アルバイトという形でスナックに勤めているんだけど、ちょっと資格を取ろうと思って勉強もしてるの。結局、私って夜の商売しかしたことないから…普通の仕事ができないし、採用もしてもらえないから。一人で生きて行くにはこれからでもちゃんとしないと。」

 

一生懸命頑張っているんだな…と思いましたから「頑張っているんだね?いい女であることは武器だとは思うけど、そうじゃない部分も作りたいということだね?」

彼女の発言に少しだけ意見してみました。

 

「私、いい女かな?」

「もちろん」

「どこが?」

「それだけの美貌を持ちながら、きちんと私のことも悦ばせようとしてくれるじゃないか」

 

その言葉を聞いた彼女はとても嬉しそうな顔をしました。

そして次の瞬間、私の股間に顔をうずめて、笑顔で頬張ったのでした。

 

 

午後はそのまま2度情交をいたしました。

そして、近くの駅まで送り、その日の逢瀬を終えたのです。

 

全てが終わるとステディにメールを入れました。

いや、1日数十通のやり取りをしていましたから、インターバルに彼女には仕事のふりをして、メールを入れていたのです。

このあたりはマメにしておかないと本旨が狂います。

 

目の前にいる女性とトラブルを起こすことはあったとしてもステディと起こしてはならないのです。

 

しかも、その週末はステディの用事にかこつけて初めて旅行に行くことになっており二人の中でかなり盛り上がっていた時でしたからメールの数は自然と多くなっておりました。

 

そして、その週末、私は思い描いていたやり方でステディとベッドを共にするとステディは何度も果ててくれました。

他の女性と逢瀬をしていた理由は達せられましたし、やっと自分の女になったんだという思いにもなりました。

 

ところが、その旅行の最後に私が不用意な発言をしたためにステディの気分を害してしまうのです。もちろん、他の女性の話などするわけはありませんが…ほんのちょっとしたことで…

 

ですから、私にも「そんなことで怒らなくてもいいのに…」という気持ちがありました。

 

つづく