サイトでの彼女〜番外編1
なぜ、そんなことになってしまったかと言うと、その時すでに私は二股をかけていたのでした。
いや、どこからが二股かと言うと正直わからないのですが、サイトでもう1人やり取りをしていた女性がいたことはここでも以前仄めかしました。
実はこの女性と何度も会っていたのでした。
ある時、この女性から長文のメールをもらいました。
内容としては非常に切実なもので、気持ちは伝わったのですが、この女性とお付き合いすると面倒くさいことになるかもな、というのが覗い知れました。
その文面を見て、私は「一度ランチでもしてお話しますか?」と安易に入れたのですが、「せっかくのお誘いなのでお受けします」ときました。
このメールでお会いしたファーストタッチの日は先の女性と初めてセックスをした翌日でした。
とあるホテルの1階で待ち合わせてランチをすることになったのですが、そこに現れたのは私のストライクゾーンど真ん中の女性だったのでした。
この日は楽しく話をしました。
もちろん、私は落としたくて仕方ありません。
またお会いしましょう、なんて言って別れた後に私は自己アピールのメールをたくさん入れました。そうしたら…この女性から肘鉄を食らったのですね。「今後お付き合いして、貴方の話ばかりされても困る」と。
こんなにはっきりと言われたことはありませんでした。
もともと自分がモテないことはわかっていて、身の下話に持って行くにも身の上話を聞かないと…と思っていたのに、かなり浮かれてしまったのでした。
このメールに対して私は謝罪しました。
女性経験が少なかったところに理想像が現れたから自らを失ってしまったと…
女性は許してくれました。
とにかく接点が持ちたくて、女性が専業主婦であることをいいことにそこから年末までに9〜10回は会い、ほとんどがランチでしたが、ご友人との忘年会のあと、そして二人きりの忘年会もしました。
ご友人との忘年会の後にファーストキス、二人きりの忘年会の後にもキスをしました。
つづく