サイトでの彼女40
そんな感じでしたが、やっとまともな前戯ができる状態になりました。
ニプルに舌を這わせました。このニプルへの愛撫はステディが好んだのでやや自信があり、ステディ以降のサイトでの彼女たちからも評判は悪くはありませんでした。
しかし…如何にそれをしてもこの彼女には通用しないのか?目をかたく瞑り、歯を食いしばっていました。
私の通常はそのままオーラルセックスを下半身の繁みへと近づけていくのですが、それをしてしまうと恥ずかしさのあまりにまた悲鳴を上げられるのは明らかでした。
ですから繁みには指を持っていきました。
それで驚いたのは、その繁みの奥はトロりとした液体で溢れていたのでした。「ん?どういうこと?」
私にはいろいろな考えが巡りましたが、指でそこに愛撫をいくらか加えると「挿れるよ」と言いました。
彼女は「はい」と答えました。この日まともに口を開いたのはこれが初めてだったと思います。
正直なところ、これまでのプロセスで私自身が憔悴しきっていたのでした。逃げ出したい気持ちがありましたが、彼女はここまで堪えて堪えて…嫌な思いもしながらもやっとセックスをするところまでこぎつけたのでした。ここで最後まで行かないのはかえって失礼なことと思いました。
そして、そんな状況にも拘わらず、私は勃っていたのでした。
インサートしました。最初はゆっくりとしていましたが、如何に濡れていたとは言いながらも、この状況から昇天させられるはずもないと思いました。あまり時間をかけるのはおそらく彼女も望まないのだろう、とも思いました。長居は無用とばかりに早々と射精をしたのでした。
しばらくベッドの上にいて、キスをしたりしましたが、彼女は無表情に近かったので夫々シャワーを浴びてホテルを後にしたのでした。
「嫌な思いをさせてしまったな」と思った私は夜にでもお詫びのメールを入れないといけないな、と思いました。
「修業が足りないな」との思いでした。
つづく