サイトでの彼女23

作品で描写されるような中年の男女がお互いの身体を貪るセックスでした。初回はベッドに到達するまでもなく、ソファの上でそのまま行われました。

 

そして、その前の歳上の女性と同様、私との身体の相性はぴったりと合うのでした。ほとんど会話も交わしていない男女がまぐわって女性が昇天し続けるなど、それまで思ってもみなかったことでした。もちろん彼女の身体の感度はすごぶる良かったのでしょう。ただ彼女自身が言っていたのは「こんなに逝ったのは初めて…」でした。

 

さらに言うとこの彼女は快楽追求型と言いますか、逝っても逝っても求めてきました。こうなるとセックスは気持ち良いだけでなく楽しく…それは快楽のあまりに苦悶の表情を見せる彼女を見て、私のSっ気が呼び起こされるからかもしれません。

 

2回戦、3回戦はベッドに移行しました。

インターバルにはきちんと私の身体を愛撫してくれました。

このあたりもステディさんとのセックスでは味わえないものでありました。

 

朝からまぐわい続けカロリーは消費されていました。私は朝ごはんを食べていなかったこともありお腹が空いたので昼ご飯を食べました。彼女はビールを開けます。

 

やっとまともな会話が始まりました。ちょっと不思議な感じでした。

「いきなり引かれなくて良かったわ。」

「ん?何のこと?」

「私、入っているから」

 

彼女は胸のところと太腿のところにタトゥーが入っていたのでした。

「過去のことでしょ?問題ないよ」

「会う前にちゃんと言おうと思ったんだけど…」

 

ご飯を食べながら彼女は切々と若い頃の話をしました。

 

つづく